市場価値を上げるための対策

エンジニアの市場価値は、複数のポイントから判断することが可能です。たとえば、経験年数やこれまでどんな仕事をこなしてきたのか、どのようなスキルを持っているのかなど、個人の強みがエンジニアの市場価値の判断材料となります。経験年数の積み上げは時間がかかるため、短期間で市場価値を高めることは難しいでしょう。そこで短期間で市場価値を高めたい場合は、知識やスキルを身につけることを考えるのが得策です。

会社から必要とされるエンジニアになるには、特定の分野を深めつつも複数のスキルを身につけて強みを増やしていきましょう。C言語やJavaなどのスキルを習得しているなら、毎日少しずつでもPHPやPythonといった言語を学ぶ時間を確保するのがおすすめです。エンジニアは資格よりも実績が評価されやすいので、スキルを身につけたら小さな案件を受注して実績を重ねていくことをおすすめします。また、チームでプロジェクトを進める仕事では、マネジメントスキルやコミュニケーション能力も評価対象になる傾向が強いです。

市場価値の高い業界のスキルを身につけるのも、エンジニア自身の市場価値を高める近道となります。AIやIoTなどの分野は、今後さらに拡大していく見込みのある業界です。このような伸びる可能性の高い業界に関連したスキルを身につけるほかには、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニアといったどの会社でも必要とされるエンジニアのスキルを身につけることも、市場価値を高める要素となるでしょう。